リレーアタックよりも恐ろしい！キャンインベーダーによる盗難

スマートキー装着車の盗難被害例として、電波を拡幅させながらリレーして盗むリレーアタックが主流でしたが、新たにキャンインベーダーと呼ばれる盗難手口が増加しています。
純正イモビライザーの役目が全く機能しないことから、新たな盗難防止対策が求められています。

今回は、盗難防止に役立つ純正イモビライザーが全く無能になるキャンインベーダーによる盗難について対策も含めて紹介します。

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キャンインベーダーとは？

キャンインベーダーとは、車のあちこちに通っている「CAN信号」という配線を使って車のシステムに侵入することで、ドアの開錠からエンジン始動まで行い盗難する手口です。

リレーアタックの場合は、狙った車のスマートキーが発する微弱電波を利用し盗みますが、玄関先にスマートキーが無かったり、節電モードで電波が遮断されている場合は盗めません。
キャンインベーダーは、スマートキーの微弱電波を利用せず、直接車のシステムに侵入します。近くにキーの電波が無くても盗まれてしまいます。

盗難防止に役立つ純正イモビライザーの機能は、車の制御システムに侵入されてしまうため役に立ちません。

キャンインベーダーの手口

狙った車のバンパーを外し、中からCAN信号につながる端子を引き出します。
スマートフォンを充電するモバイルバッテリーのような特殊機器を接続し、車の制御システムに侵入しドアを開錠させる手口です。

電波を使用せず約10分ほどで車を動かすことが出来るため、夜間短時間の犯行が可能なため注意が必要です。
人通りの少ない月極駐車場を利用している場合は、狙われやすい傾向にあります。

キャンインベーダーで狙われている車の特徴は？

特にトヨタ系の車種がキャンインベーダーで狙われている傾向にあります。
ハイブリッドカーの人気車プリウスの他、車体に傷を付けず盗み海外へ輸出可能なため、ランドクルーザー200やランドクルーザープラド、レクサスの人気SUVであるLX570やRX450hも狙われています。

キャンインベーダーによる盗難防止対策を急ごう！

キャンインベーダーによる盗難を防ぐためには、純正以外のセキュリティシステムを追加する方法と、ハンドルロックやタイヤロック等、物理的なロックが有効です。
セキュリティシステムはキャンインベーダー対策済の製品を選びましょう。

クリフォードのセキュリティシステム

日本で初めてカーセキュリティを販売した歴史を持つクリフォードのセキュリティシステムを紹介します。
クリフォードのイモビライザーは「ノーマリーオープンシステム」を採用しています。窃盗団により取り外されたり破壊されても、スターターラインが直結されず、イモビライザーの機能が残ります。窃盗団が強引に奪ってもエンジンをかけることが出来ません。
また、2箇所で電源をカットするダブルイモビライザーを採用しています。

純正イモビライザーのシステムが役立たなくてもクリフォードのイモビライザーは車のシステム外にあるためエンジンの始動が出来ません。
クリフォード Concepr480Jの施工工賃込み価格は約30万円～40万円です。

物理的なセキュリティの追加

外観からロックがかかっていることがわかるタイヤロックやハンドルロックは、窃盗団の盗む気力を低下させます。

しかし、車に乗るたびにタイヤやハンドルのロックを解除しなければならず面倒です。レクサスLX570など大型SUVはタイヤロックを設置したままでも強引に走行可能な場合もあり注意が必要です。

まとめ

スマートキーの微弱電波を使わず、純正イモビライザーを無能にするキャンインベーダーによる盗難手口が増加しています。
キャンインベーダーによる盗難防止対策は、キャンインベーダー対策済の社外セキュリティシステムを追加することがおすすめであり、タイヤロックやハンドルロックも有効です。

イモビライザー・スマートキーの紛失・トラブルはお任せください。

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